15年分の進化。

洗濯機を買い換えて、たまたま同じメーカーの同じ容量の同等の機能だったので比較。
つか、壊れなかったんで15年使ってました。てへ。


まず、価格はステンレス槽が出始めだったんで、50リットルで10万円程度だった。
同じステンレス槽の50リットルで、今回のヤツは3万4千円。約三分の一かよ。
デフレ極まれり。つか、こんなに景気が悪いままだとは思わなかったなあ。
当然、同等機能だと、現在では最低ランクのクラスなので、仕様も安っちくなってる。
でもなー。無駄に外形デザインにアールとか使ってないおかげで、スッキリ真四角で
かえってサイズが小さくなってるのだ。これは改良点。
んで、操作パネルは、むー。15年経っても基本理念が全く変わってない。つか進化
してないのにびっくりだ。
基本理念はひとまず置いて、液晶ではなく8セグLED表示で水量と残り時間の表示を
し分けるのであるが、水量表示のときは「L」が光る。これは判る。
しかし残り時間表示は「分」はただの印刷だから、「L」も光らないし、一瞬この数字
は何を表しているのかわからなくなるんだけど、よく見たら反対側に「残り」の文字が
光っておった。しかもレイアウト的に無理矢理突っ込んだ位置だ。どーゆーこと?
上級機種と基板を使い回しているのか、何なんだろーね。これでオッケーが出るんか?
ま、最低ランクの機種はこの程度で充分なんでしょーな。



で、操作のセッティングである。無段階水量といいながら、実際の操作では、4段階の
うちのどれかを選び、事前に、その決められた水量から「プラス◯リットル」「マイナス
◯リットル」と設定することが可能だから、「無段階」と言えるんだと。けっ。
ちょーわかりにくいですよ。これ。
結局、主婦とゆーものは、洗濯物をポイポイと放りこんで、そしたら洗濯機さんが自動
で重量を測定、水量も決めてくれるので、それに合わせた、合成洗剤を表示された計量
スプーンの量入れてフタを閉めるだけ、という行動がデフォルトで作られている。
世の中にそんな行動しかしない主婦が何%いるのかわかってんのかね?
下洗いしたら重量が増えるだろう。その分の水量は事前セッティングで調整しろってか?
日によって下洗いの量も変わるのに事前セッティングは一律のプラマイしか決めらんない。
そんな文句を言う人のために「自分流」とゆーセッティング機能があるけど。誰得?
急にそんなマニアックな設定しねーよ?水量の調整がどうしてもっと簡単にできねーか?
一応風呂の残り湯を使う場合も説明されてるけど、フタしなきゃ規定量に達してるかが
わかんねーよ。つか、何でフタしなきゃ回らないよーな作りになったのか??
しかも脱水時は、排水段階からロックがかかる無駄機能を付け加えられて、絶対ここから
壊れるに違いない。壊れた時にフタ開ける方法確認しとなきゃだが。


そして、世の中の普通ランクについている簡易乾燥機能。この最低ランクでは、送風機能
としてついてるんだが、化繊限定で3時間もかかる送風機能なんて使いませんし。
そんな無駄機能より、洗濯終わりに、カビ防止にさくっと送風乾燥する機能の方がよっぽど
使えるし、使いたいと思うぞ。でも送風機能ってボタン1個押すだけじゃなく、なんか操作
がめんどっちーので覚える気にもならん。まさに無駄機能。


これが15年目の真実だ。コストダウンとサイズダウンしか評価できないってまったくー。
上級機種が進化してるってか?ほんとか??