ゾディアック観た。

うーん、あんましスカっとしなかったぞ。そもそもスカっとする映画ぢゃ
ないか。おすぎさんがあそこまで絶賛するというのは、60年代〜70年代に
明確な記憶があるからだろうか。時代感は、良く出てたと思う。服装とかも。
音楽も良かったし、サンフランシスコって綺麗な街で、大画面で観て良かった。


他のブログの方の感想も読んだけど、確かにコマーシャルでアピールしてる
暗号解読メインのおどろおどろしい感じとは、内容はズレてます。違う印象。
なんつーか、当時の警察捜査の限界?と、調べる漫画家(著作者)の執念。
実話や、実際の人物に基づいているので、お話的に、こうなれば面白いのに
ってな展開ではない。展開が地味な印象はぬぐえないよなー。


しかし殺人というものは恐ろしいもの、という表現はすごかった。
殺されるってほんとに恐ろしいことだ。快楽殺人とかわかったように言うけど、
心底異常な事である、と実感。「知りたい」と思うのか、毎日交通事故とかで
もっと沢山死んでるんだよー、と追求を放棄するのか。どっちだ。みんな放棄
しちゃうとまずいのだろうな。


しかしな、観客は犯人像を映像で観るから、犯人と特定される人とは別人に見えた。
途中から、え?この人っぽくねー?という人物がいて、「志村、うしろうしろ!」
的な演出なのか?わくわく、と楽しみにしてたのに、最後はねー。以下略。
ジェイク・ギレンホールがわんわん、という感じで微笑ましく、そしてアンソニー
エドワーズの見た目とギャップのあるソフトな語り口がよろしかったっす。


ダーティーハリーの1作目、随分昔に観たはずだけど、(例の山田ハリー)
記憶に残ってないー。最後に犯人殺して彼女を救出したんだっけ?途中経過を
見直したいなあ。あと、『セブン』の方が面白いという話なので、こっちも。