独断と偏見の漫画100選/0065-066

晴れたり、急にどしゃぶりになったり、急に雨が止んだり。
変な天気だなあ。
ブライト艦長、亡くなってたのだな。ご冥福をお祈りします。
しかし、「ブライト艦長」違和感。アニメ様のご指摘もあったけど、やっぱ万丈だよな。

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065『デビルマン永井豪
066『恐怖新聞つのだじろう

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065『デビルマン 読み直してみたら、意外と上品。
やっぱりエポックメイキングな作品ということで。
お話の途中であの人が死んじゃったり、最後にこの人も死んじゃったり、
こんな展開もあるんだー、と読み終えてしみじみとしたものです。
悪魔と合体する人たちや、悪魔族の姿かたちがえぐい、と思ってたが
今読むとそうでもなかったりして。(そういう感覚がやばかったりして。)
暴力表現もねー、『バイオレンスジャック』とか読んじゃうと、
かえって上品に思えたりする。そして、不動明がやっぱりカッコイイ!
ススムちゃんも特別出演してたのが、読み直してはじめて気づいた。
『ススムちゃん大ショック』も話題になりましたなー。
それにしてもあの時代、近未来には食糧危機で奪い合って戦争になる、という
危機感が共通項だったのかなあ。石川賢もその手の話があったよな。
結局あの時代からかなり未来になったけど、その辺の危機感というのは
事態の深刻さは更に加速してるはずなのに、この日常のお気楽さは
どうした事だろう?マスコミの情報操作かなー。
親が子を殺す、というのも、当時ほどセンセーショナルでなくなってるのも
やな感じ、というか、全く解決されてないしなー。


066『恐怖新聞つのだじろう この、あまりにも救いのなさすぎる結末は必見!
『うしろの百太郎』と共に、一大オカルトブームを巻き起こした作品。
どこかでちらっと読んだのだが、あのちょーコワイポルターガイストの絵は、
普通に描いた絵をコピー機に載せてピカーと光る瞬間にずるるー、と動かして
作っていたというのは、ほんとだろうか。(何しろCGなんかない時代っすよね。)
しかし、「しんぶーん」というマヌケな呼び声はちょっと笑えます。
「赤の頁」とか「白の頁」とか「青の頁」とか、ジャンル分けがあって
色んなタイプの奇怪な現象を鬼形君と味わえます。(いちいちタイトルがコワイ)
勉強熱心な作者によるハンパじゃない実例紹介も、ほんとにあるんだ〜、と
更に怖くなってしまう効果が。
そういえば、鬼形君がポルターガイストから逃れるために、お堂に籠もる話、
後から雨月物語が元ネタだと知って、へー、へー、と思った。

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ジブリサイトで『王と鳥』を発見。(遅い!)
観に行きたいなり。