光琳すげーな。

なぜにいきなり尾形光琳かとゆーと、夕べ偶然つけた9チャンネルで
「輪派」の作品とかやってて、知らなかったけどYouTubeとかで話題になってたそーな。
http://rinpaeshidan.jp/
テレビでは映像を流しながら、メンバーの人が副音声っぽく、「このイメージはこれが好きだからで」
とか、「ボードをいろんな場所に移動させて」とか解説が入って結構おもしろかったのだ。
で、今日ネットで改めて見たんだけど、解説あった方が面白かったよお。
あと、ネットには絵画とかもあったが、静止したとたんに大竹氏とか思い出されちゃって、うむむ。


それはともかく、番組の中で「「輪派」ってどういう意味ですか?」みたいな質問に、
「輪が流れるみたいな・・・」というお答えであったが、どー考えても「琳派」のパロぢゃねーの?
と一人ツッコミ。と、ツッコミつつも、光琳って美術の教科書に載ってた程度しか知らなんだな。
と反省し、基本のウィキペディアでアウトラインを確認してたら驚愕の事実が!


あのちょー有名な「紅白梅図屏風」て、金箔使ってなかったそーで。知らなかった〜。
詳細はここの方のブログで発見。http://titinoya.jugem.jp/?cid=3
ぱっと見は、(MOA美術館で見たはず・・・。)金箔の継ぎ目(箔足=はくあし、とゆーそうです)
があるので、「ああ、金箔貼ってんだ。」としか思えない仕上がりであるが、
その実態は金粉を膠で溶いたヤツ(金泥)で吹いて、さらに箔足を描き足してんだって!すげー技術。
2004年にエックス線の調査で判明するまで、誰も疑ってなかったもんね。つか、未だに知らない人多数。


なんでまたそんな事を?と、考察が色々あるけど、なーんとなく、豪華金箔貼りで受注しておきながら、
材料用の前金を使っちまったもんだから、さくっと偽装してちゃっかり納品しちゃったんでは。と思う。
自分の作品が何百年も残って、かつ国宝級になるなんて、んで何百年後にエックス線調査でバレるなんて、
想像もしてなかっただろーなー。って、個人的な想像っすが。


プロフィールを見ると、京都の呉服屋の次男坊だが、放蕩息子で遊び倒し、家業が傾いたもんで
収入を得るために40代からマジで画業に専念したそーです。でも決して裕福ではなかったようだ。
美術の教科書で見るかぎり、画風はそんなにおちゃらけてないし、MOA美術館に行った時も
大して感銘は受けなかったんだけど、ほんとはかなーりシャレの効いた人だったかも。
機会があったら図版チェックしよー。