こんどは古紙偽装。

なーんかね、やな感じだなあ。古紙偽装で社長辞任なんてやりすぎ?
というか、なんか妙な画策を感じるのは気のせいか?
http://eco.nikkei.co.jp/news/article.aspx?id=20080117n2001n2
食品偽装とは扱う分野が根本的に違うのに、「偽装」「辞任」とかいって同一視
させようとしているっぽいのが気に食わん。
以前、東京農工大の先生の講演を聴いたとき、古紙業界は、現在かろうじて再生
のサイクルがうまくまわっているが、ちょっとしたバランスで崩れてしまう、と
いう話を聞いた。つまり新しい材料が安くなると、古紙回収業者がつぶれてしまう
のだ。そーなるとせっかくのリサイクルシステムが、コスト重視のために切れる。
新しい材料を買わせようとする圧力が働いて、今回の問題が出たんではないか。
今回の問題は、配合率が低く偽装されていたが、高くしようという動きになるのか
古紙のリサイクル自体をまるごと潰そうとしてるのか、事態を良く観察しないとな。
杞憂であればよいけど。でもこの年明け、結構環境問題に焦点を当てた番組が
多かったから、環境問題にかこつけてほんとうは産業優先の動きに結びつけられ
そうで要注意なんだよな。NHKの番組でも「エコ家電を買う」のが解決策とされ
これは年末の発表でもあったけど、なーんか落とし穴がありそうでやな感じである。
環境に良い事をするのが経済的に良いことになるような方策をたてれば、世の中
その方向に動くんだけど。うーむ。もっと勉強が必要。