『ハサミ男』読んだ。

これは!なかなかに面白かった!
ひとーつぶーでー2度おいし、アアモ−ンドグ・リ・コ♪てなもんで。
最初は語り口が殊能氏のブログと同じだから、殊能氏って頭が薄くて
太ってるのか?と錯覚したほどだったけど。で、医師の仕掛けは、浅い
レベルではすぐにわかったのでふーん?て感じだったけど、あの章で
どんでんぐるりん、訳がわかんなくなり、2度読んで良くできている!
と感心しきりであった。作者さんに良いように翻弄されたですよ。
多少ミスリード過剰なんぢゃねーの?と思うところはあったけど、OK
の範囲で。しかしこれ、一体どーやって映画化したんだ??
で、こんな感じで読み返したのは『絡新婦の理』以来だな。満足ー。
ブログ読んで、著作が読みたくなった訳で、二重に作者さんの思い通り
てか。


以下、ネタバレですが、瑕疵が気になってきたのでメモ。
スリード過剰なのは、やっぱ「デブに首つり自殺はできない」と自嘲
するところだが、この食欲のこの程度の体型のこの容姿の人がそういう
シリアル・キラーになりうるのか、その辺がしっくりいかないのだ。
なんとなく過去の父親との確執めいた事もにおわせてあるが、もう少し
踏み込んでもらえると親切だったと思うが。『絡新婦』の話も、良く
できた話だと思いつつも「女性」というものに対してリアリズムがない
ように感じたけど、この話でも同様の印象。


で、注文してた『死の泉』も同時に到着したのでこっちも読みたいが、
流石にこれまでも一気読みするとあまりに仕事おっぽり出し、とゆーか
睡眠時間も削らざるを得ないようなので悩むなあ。
(でも誘惑に負けて読んでしまうに違いない。サルな自分。)


そしてアマゾンで一点だけ在庫が残って、半額になってたLEDライトが
今日到着。

この画像がちょっと良かったので4000円ほどで買ってしまったが、何の
こたーない、ただのクリスマス用イルミネーション10Mである。
ほんとはパソ廻りの手元が暗いので、ずっとZライトみたいなのが欲しくて
色々探してたのだが、ピンと来るものがなく、白色LEDの光源でもハンズで
探すかな、でも安くは売ってないだろーな、と思ってたところに半額処分。
届いたらきちんと青と白に分けて束ねられて梱包されていたので、これ幸い
と、そのまま電源ON。で、眩しすぎるので、その辺に転がってたプチプチ
でくるんでモニターの上(何しろ未だにCRTですから。)に置いただけだが
結構良い感じ。時間ができたら、もうちょっと工作してアームに這わせる、
とか、束を分割する、とか青色を有効活用する、とかしてみよー。