独断と偏見の漫画100選/0041-044

暑いのもやだけど、雨もうっとうしいのう。
昨日、友人宅に本を返しに行き、また借りてかえる。エンドレス。(SIどのさんきゅ)


エヴァ拾四話みた。Aパート書き文字テロップの応酬。これって活字じゃないよな。
一律に長体かかってるのが気になる。文章長いと収まらないのはわかるけど、
1文字で長体って、うーむ。揃えた方がいいのかなあ。なんか収まり悪いような。
1画面ごとに調整した方が違和感ないんじゃないかなあ??どーでしょう?
Bパート、いよいよ電波っぽくなってきたな〜。

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041『神々の山嶺谷口ジロー 原作/夢枕獏
042『スターレッド』萩尾望都
043『妖女伝説』星野之宣
044『花より男子神尾葉子

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041『神々の山嶺山はすごいな、おおきいな。
山登りってすごい!と初めて思ったのは、松本清張の小説で、山に行くメンバーの1人を殺す完全犯罪の話。
(題名忘れた。短編小説だったけど。ネットで調べてもわかんないや。)
谷口ジローの絵って、どうもだめだったんだけど、これは貸してくれたSYどのにひたすら感謝だ。
とにかく面白い。山に登るというのは、どんなことか。緻密な計算に基づいた的確な準備段階、
超人的な意志と体力。予測不能な自然現象、極限状態でどう決断し、行動するのか。高度8000mの世界すげえ。
暖房なしの冬の仕事場で、思わず気分にひたって紅茶をゆっくり飲んじまったよ。(スケール違いすぎだ)
それにしても夢枕獏原作作品、面白いなあ。小説読んでないけど。
まるでサイドストーリーのような『K』(原作者違うから、全く違う話だけど)もおもしろいっす。


042『スターレッド』少女漫画の内容ではない。スケールでかい!
これぞエンターテイメント。と思う。おや、星雲賞受賞作品であったのか。
火星生まれの美少女・セイの波瀾万丈物語。火星で生まれるということの設定と、その位置づけが秀逸。
で、第5世代のセイのものの見方「消失点がない・・・云々」と、その映像。こんな発想どっから来るだ?
視覚が違うと意識も変わってくる。能力者が、より高レベルの能力者に抱いてしまうという
差別感と恐怖感の描写もすごい。さらっと流してあるけどね。それが根源にあり、結末へ進む。
これを読んだ子供のころ「ぼくはこれから狂うことにする」に涙したものだ。
せつないながらも、うおー、こう来るか!という計算されつくしたラスト。
表紙とかの少女漫画っぽさにひるまず、SFファンで未読の方はぜひ!


043『妖女伝説』昔読んだので、完全版追加分は未読なんすが。
歴史ものです。クレオパトラサロメカーミラ、メドウサ、ファタ・モルガーナ、かぐや姫など。
カーミラ、メドウサの話はまじ怖い。ブルブル。
サロメの話は、キリスト教ってほんとはこうなのか?と思っちまうです。
ファタ・モルガーナは北極探検のことが良くわかる。爆発の描写すげー。
かぐや姫の話は、『2001夜物語』に通じるスケール感です。よく題材になる八百比丘尼も登場。
どの話も粒揃いで、絵もきれい。むかーしのマンガですが、おすすめ!


044『花より男子台湾ドラマや松潤ドラマで話題になった。
アニメではなんか、こう暗ーい感じでしたが、マンガの方は普通に明るく読めるです。
別に男好き女の話では全くないので、このタイトルってどうなんだろう。
目を引くっちゃ目を引くけど、タイトルがうさん臭くて、どうも読む気がしなかった。
その後、貸してもらって一気読み。面白かったすよ。(またまたKどの感謝。)
金持ち高校に親の見栄で入った普通の家庭の女子高生がイジメの対象になるも、
今で言うセレブのイジメのリーダー格とどーにかなるという、爽快出世魚物語。
最後らへん、だんだん引き延ばし感も出て来るけど、まあ、スカッとおわりますぜ。

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にょー。ネタバレしないように、おもしろさをアピールすんのって難しい・・・。