『羊をめぐる冒険』を読む。

ひとり「未読の村上春樹を読もう!キャンペーン中」につき、
午前中にさくっと『羊をめぐる冒険』を読む。
・・・めっちゃ面白いんですけどー!!


しかし、全く予備知識もなく、図書館で適当に借りたため、3部作(4部?)の
途中だった事が判明。ま、しゃーないやね。
風の歌を聴け』→『1973年のピンボール』→本書→『ダンス・ダンス・ダンス
という順番で読むのが正解だったのかな。
あ、『風の歌を聴け』がデビュー作な訳ですか。リアルタイムだとはまるだろうなあ。


前に友達に借りた、村上春樹アメリカの大学での講義を基にした、
日本の中編小説についての評論本を読んだとき、しょっぱなから
「自分が小説を書くのは表現したいという情熱に突き動かされて書いているのではない」
みたいな意味の事をおっしゃっておった。
ちょっと前に読んだ、石井聰亙の新作に関してのインタビューで
「まさにやらずにはおれない、表現したくて作っている」という真逆な話があり、
そっちの方が理解できるんで、「ほんとかよー。スカしてんなー。」と思ったのだ。


しかしなあ、『アフターダーク』→『羊をめぐる冒険』と読むと、
アフターダーク』の情熱のなさは分かるとして、(ひでー。)
羊をめぐる冒険』にそういう情熱がないとは思えないんだけどなあ。
確かに押さえた表現に終始してて、それが魅力といえば魅力なんだろうけどね。
次はこの連作の残りを読むべか。


そしてさくっとアマゾンから注文したCDが届く。
いつもながらのこの梱包、好きだ。このスタイル変えんといてね。
 そして買ったのがコレ→