『「雨の木」を聴く女たち』にトライ

前に、何の予備知識もなく『個人的な体験』を読んで
大江健三郎って面白いぢゃん!と思ったので、
『「雨の木」を聴く女たち』も図書館で借りてみた。
・・・んぎゃー、読めねえ!漢字!
さすがにノーベル賞作家は一筋縄ではいかんわい。
数行読むと、うっと止まり、漢字検索で読み進むといった体たらく。
結構本を読むのは早い方だと自惚れていたが、やっぱアホなんだと
改めて実感。きびしー。


だってよー。「にわか雨」とか、さらっと「俄雨」ってフリガナもなく
出て来られても読めねーよ。アホですか?すんません。


今は無き六本木WAVEに「雨の木(レインツリー)」って茶店あったよなあ。
3Fの民族楽器の店の木の棒で雨の音が出る楽器の事かと勝手に思ってたけど
本書では、ハワイの細かい葉っぱのある木に、雨が溜まって、雨が止んでも
しばらく葉にたまった雨が落ち続けるので、その木の事を「雨の木」と
言うんだそーで。


英語もね、自分の英語力の無さを嘆くような文がありながら、
ビートニク系詩人(文中は違う名前だけど、バロウズか?)と
建築家の1時間近くの論戦を楽しんだとかって、はあ、そーですか。
とりあえず、トライしましょう。がんばりましょう。


そして、夕べは電車で読み始めた『ねじの回転』by恩田陸を最後まで読む。
うーん、面白かったんだけど、イマイチすっきりしないのは理解力不足?
なんか、『6番目の小夜子』も、かゆい所に手が届きそうで届かない
もどかしさがあったんだけど。
なんかスカッとしないなあ。『夜のピクニック』は面白いんだろーか。