独断と偏見の漫画100選/0070

いやいや、かんどー。しかし久々すぎて書式忘れちったよ。

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070『マージナル』萩尾望都

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070『マージナル』 『11人いる!』と『百億…』と『スターレッド』の解決編
うーん、プチフラで1985年〜87年か。このあたりをすっかり読まなくなっちって、ヤンマガ
宝島と岡崎京子を一生懸命読んでた時期だな。もっと早く読んでたら、色々解決したことがあったかも。
女のいない閉鎖空間で、出生がコントロールされているのは、例のゼンゼンシティやスターレッドの
火星を思いおこさせる。変化する性は、フロルやヨダカを思い起こし。
あ、父の母殺しや、母の母性の否定による子供の喪失感なんていうテーマもオスカーやイグアナの娘
つながりを思い起こされ。なんか、回答をもらったようですごく爽快な読後感なのだ。
逆にこれまでの萩尾作品に全く触れていない人がいきなり読んだら、理解に苦しんだりするんだろーか。
ナチュラルに男色ですし、強姦ですし、三角関係な訳ですが。ここでつっかかる人もいるかな。
その辺のハードルは軽々と跳び越えていただいて、あらゆるものが怒濤のごとく収斂されるすげーラスト。
ハリウッドはなんでこっちを原作に採用しないんだろーね?
ターレッドのラストでは不覚にも泣いてしまったのだが、共通するテーマにやはり感動してしまうのである。
しかし、しかし!あのひとが錯乱坊(=チェリーっすね。)に見えてしまうのには困った。
ん〜〜〜、もーちょっと別のキャラはないのか??こー、落差が出て見栄えがするよーな!
ちょっとそこが惜しいですよ。せっかくの美麗キャラのオンパレードなのに!
やっぱ萩尾様は全クリしないといかんですな。最近のものが未読なんで、これから読めるのが実に楽しみだ。

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例のたんぱく加水分解物。気をつけて見ると実に色々な食品に入っててオドロキますぜ。
おせんべとか、マグロのたたき(!)とか。まぜんなよお。そんなに「うまみ」を与えられなきゃならんのか?