『ライジング・サン』と『声に恋して』を読む。

とりあえず初めて読むマイクル・クライトンとゆーことで。
んー、ちょっと期待はずれ。『ジュラシックパーク』とかのほうが面白かったか?
なんかやっぱし、アメリカ人の描く日本企業モノって、微妙な違和感が。
日本バッシングの頃で、バブリーな頃の話だから、一方的に日本企業がアメリカを
支配しまくってるような印象だけど、実態は違うんじゃねーか?
確かにMITとかに出資してるらしいですけども、実態はどーなんでしょ。
今となってはアメリカ企業の日本進出・日本支配のほうが目に付く気がするがの。
しかし、やっぱ、まずは『アンドロメダ病原体』から読むべきだったかもな。


それから、図書館で蔵書入れ替えのため、お持ち帰り自由のリサイクル図書があったので
『声に恋して』by小原乃梨子をもらってくる。
なぜか「オハラ」の芸名の由来のスカーレットさんの話が無かったんだが、鉄板洋画の
ガイド本として結構面白かったのだ。
手に取った時は、コナン話とかを期待してたが、アニメ系の情報は全体の4分の1程度。
意外だったのは「ド根性ガエル」のかーちゃんがオハラさんだったっつーくらいか。
収穫だったのは、BBがどんだけ魅力的だったか、どの映画でどんなBBが観れるか、と
ジェーン・フォンダのどの映画がどんなで、ヘンリー・フォンダとの確執と和解などと、
シャーリー・マクレーンのどの映画がどういう内容でどの時代のものか、という事など。
ロジェ・ヴァディムという監督も興味深いっすね。あ、『世にも怪奇な物語』もこの人か。
もう10歳年上の年代ならば、この辺は常識なんだろーなあ。
さすがに同じ女優の作品の声を当ててらっしゃるので、その女優の年代・作品ごとの印象や、
プライベートから類推する心境をふまえた演技の変化など、実に観察が細やか。
当然テレビシリーズの有名どころの吹き替え声優さんの話も満載で読み応えがあったです。