うわ、びっくりした。

なにげに中一の音楽の教科書を見ていたんだが、君が代の楽譜の下に以下の注釈。

まじですかー。
どこをどー読めば「我が国」「平和を祈った」なんて言葉がひねり出されて来るんですかー。
読解力の問題ですかー。それとも歴史認識を基にここまで読み下さないといけないんですかー。
(って、一筋縄ではいかない、ものすごい奇妙なバイアスを通さないとこうは読めんぞ。)
ちなみに株式会社教育芸術社。平成17年3月15日検定済み。
こーゆー注釈付けないと検定に通らないのかしらん?
学校でこういう教育されちゃうってことは、家庭でかなーりフォローしないとまずいんでは。


んで、こーゆー金のかかったパンフレットも文部科学省から配布されたんだが



http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/dokusyo/youkoso/index.htm
一体何をどーしろというのだろうか?要するに、小学校までは1ヶ月平均9.7冊読んでたのが
中学では2.8冊、高校では1.5冊に減るので、それぢゃあマズイって話か?
曰く、
「読書は、子どもの言葉、感性、表現力、創造力を啓発します。」
「読書は、人生をより深く生きる力を身に付けます。」・・・ここまでは無難な一般論です。
そしてココがポイント!「読書は、伝統的な文化遺産を継承する。」
・・・読んで欲しい本が絞られてきましたね。
それに続き、「子どもが昔から読み継がれ語り継がれてきた物語に親しむことは、伝統的な
文化遺産を継承していくことにもなります。」
ふーん、いくら小学生が本を読むっていったって、ゾロリとかハリポタじゃマズいんぢゃん?
大体、中学・高校って勉強しなきゃいかんでしょう。で、睡眠時間の確保も必要だし、
部活もやんなきゃね。加えてテレビも見ないといけないし、その忙しい時間の中に読書時間を
ネジ込んで日本の神話とか昔話とか読むのか?
サイトとか探しても、「何を読むか」ってどこにも提示してないしなー。課題図書とか?
ヘタな本読んだら、いらん知恵がどんどんつくよ?何を読ませたい読書推進運動かなあ?
なぞだー。


そして、4月23日から5月12日を毎年「子ども読書週刊」と定めてるんだそーです。
「週間」でなくて「週刊」??と思って調べたら(http://www.dokusyo.or.jp/
タダの誤植やん!何じゃこりゃー?きちっと校正しろよ、文部科学省
そして4月23日は「サンジョルディの日」。なつかしー!そんなキャンペーンもあったなあ。
パンフレットでは「欧米、スペインでは・・・」とヒトゴトのように説明してありましたとさ。