新しい免許証。

書き換え行ってきたぜ。2回目の違反講習・・・。
くそー。4年前に原チャリで2段階右折と自動車専用道路にひっかかったばかりに。
3年前に書き換えてから無事故無違反なのに〜!
で、今回からICチップ入りになり、暗証番号4桁が2個必要。で、これまでは免許証を
財布に保管してたのに、これからはスイカパスネットとかと一緒にすると、読み取り
障害が出るかも、とゆーことで、別々に保管しなきゃならんくなった。どーしよー。
そして6月9日から、「普通車・大型車」の区分が「普通車・中型車・大型車」に変更
になった。知らなかった。これまでに普通免許持ってる人は「中型車(8トンまで)」
という表記になる。知らなかった〜。


2回目に行ったにもかかわらず、またもやタッチの差で午前中の受付に間に合わず。
(だって乗り換えに同じホームの別の路線にあわてて乗っちゃって。バカだ。)
午後の受付まで2時間を座って待ってたのだが、その待ち時間に、読めてなかった
『伝奇集』byボルヘスを読んだ。・・・あー、もー、大江本以上に読みにくい!!
『バベルの図書館』自体、ほんの6ページの短さなのだが、理解するのにすげー時間
がかかるのだ。しかしイメージがすごいっす。間違いなく諸星の出典。諸星好きな
人はがんばって読む価値はあると思う。2時間かけても『バベルの図書館』が入った
8つの話の連作集『八岐の園』を読み終える事できず。くー、頭悪いなあ。


『八岐の園』は夕べ読み終わったが、残りあと2篇がんばるぞ、とゆー訳で、ここまで
で印象に残った箇所は、『トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス』という話の
「フレーニール」という概念。もともとはトレーンという架空の星で起こる事象で、
希望することが現実の物体になり、しかも複写され、微妙に変化する。たとえば2人の
人間が鉛筆を探して、1人は見つけるが黙っていると、もう一人は彼の期待に近い、少々
いびつなもう1つの鉛筆を見つけ、しかも本物より少し大きい。これを進めて、例の神の手
の遺跡の話みたいな事例も出たり(って、あんなケチな詐欺でなくて超常現象的に。)。
要するに反唯物論=「我思う故に我在り」の究極形に、現実が浸食される話だったりするのだ。
あーわかりにくい。でも興味深い。諸星本にも発掘がらみの話があったな。


構造主義が流行った時に話題になってた、ミッシェル・フーコーの『言葉と物』はボルヘス
きっかけになったらしく、この辺ちゃんと読んでないんで、また読んでみようかな、と泥沼。
ちなみに『言葉と物』は1966年、フーコーが40歳の時の著作。どっちにしろ、まず未読の
ドン・キホーテ』はまず読まねばならんな。ボルヘスにも引用されてたし。
あ、と、『バベルの図書館』はマリオとも類似性が見られると申しておきませう。