ボルヘス途中経過。

・・・まだ読み終われない。寝る前に開くと、3ページくらいで自動的に
まぶたが閉じてしまう。修行が足りんのう。
基本的に短編集なんで、1個読むと次の話への情熱が長編小説ほど持続
しにくいという話でもある。


で、現在半分ほど。の中に、手塚短編の元ネタ??と思われるもの発見。
たまたまその日に手塚短編集『空気の底』(大都社刊・初版昭和60年)を
読んでたので不思議な偶然だなー、と思ったのだが、そのなかの『処刑は
3時に終わった』という話。ボルヘスの『内緒の奇跡』(1943年)との
共通点が多々あり。
『処刑は3時に終わった』は、さすがにSF仕立てになってて、処刑されるのも
元ナチの将校、と人道的な作りになってたけど、ラストの時間が延びる概念は
ボルヘスのプロットが元ではなかろーかと。さすがにベタなパクリではなくて
元ネタ??という程度の話ですがの。
山椒魚戦争』を読んだ時にも思ったが、手塚漫画のエッセンスはこのあたりの
年代のSFとか幻想小説とかに影響を受けてるのかもな、と思った。


それから、『死とコンパス』は1942年だが、今だにこの手のテーマは古びていない
とゆーか、有効だよな。奇妙な死と残された符号が連続して、それを追う探偵が
混沌に巻き込まれて破滅するという話。


しかし、いーかげん読み終えて、早く図書館に返さなきゃ。また延滞状態ぢゃ。
あああ、しかし何より不安なのは、我が家も1997年の基礎年金番号を統合する時に
1年分くらい払ってなかった分をまとめて区役所に払ったのだった。これって
社会保険庁に払わないと、区役所に払っただけで安心してちゃダメだったのか??
もー、訳わかりまへん。