ミート社、さらに。

夕べのニュースでやってたけど、更に笑っちゃう偽装が。
肉まんの余ったヤツが手に入った時には、それを鶏挽肉に混ぜたって??
すげえ!なぜ鶏かとゆーと、豚や牛では色が白すぎたのだそーで。
流石に牛や豚の血をまぜても、肉まんではごまかし切れなかったのか?
しかしそこまでして「捨てない」ってのは、今の世の中、感動的ですらあるな。
それを家庭でやってりゃ伊藤家の食卓みたいなもんなのに、売るから問題で。


それから、挽肉を作る工程で機械に肉のくずとかがどうしても残っちゃうから、
最終的にできた挽肉の分量は、材料の分量の合計よりも減るはずなのに、増えて
いたそーで。その理由は、ミート社では水を入れるから。すげー。あの手この手。


なんだか、これを頭ごなしに糾弾できないのは、最終的な料理では結局挽肉には
水をまぜたり、パン粉(肉まんに相当)を混ぜたりする方が、ジューシーで
食感も柔らかくなるからで。その工程を知らない人が普通にミート社製挽肉で料理
すると、すでに原料の段階で水やらパン粉相当のものが入ってるんだから、簡単に
美味しくできたりしちゃうんだろーなー。ここに、たんぱく加水分解物を加えれば
完璧だー。味では誰も気づかなかったんだろーなー。


多分この社長だって、最初はマトモな肉屋の修行をしてたんだと思う。でもこの社長の
独立〜現在に至る間に日本の食の事情は激変してる訳で。加工食品が氾濫して、家庭で
食事が手抜きになり、外食が増え、肉の輸入は自由化になり、国産のものは値上がりし
グルメブームでありながら、食品添加物は氾濫し、原価は安く抑えなければ生き残れない。
確信犯でやってきたんだから、これがダメって言われたら、あっさり会社を畳む訳か。


改めて。食事を作るって、すげー時間と手間がかかる事であって、短時間でできるのは
変だ。っつーか、時間と手間をかけなきゃいかんのだ。体を作るものなんだから。
そして、あらゆる状況が部屋を片付けざるを得ない方向へ押している。うーむ。
こっちも時間と手間をかけるのが当たり前か。(ますます仕事する時間が減ってく〜。)
ボルヘスもやっと読み終えたが、また読み返したくなったが、いーかげん返すです。