ワーキングプア逃れは可能なのか。

うーむ。ギリギリまで働く、体を壊してまで働く、それでも豊かになれない、
とか、そーゆー事をずるずると考えるのだが・・・。とかいって、気が抜けた
のか、さっき送ったデータは間違って自分のアドレスに送ってたし、やっぱ
写真集のデータも抜けがあって、さっき電話もらったんで平謝りでメールしたし
あああ。まだ何かあるかなあ。夕べのサイト納品もこれ以上何かあるかも。


なんて、ちょっと余裕の出てきた今日であるが、ほぼ日の京極対談が面白い。
とゆーより、語られてる水木しげる氏が、やっぱりすごい人なのだ。
「のんびりやりなさい」「なまけものになりなさい」は、「怠けていても喰える
ようになりなさい」の意味で、「水木さんは天才でお金もあるから怠けられる
んです」「才能のない人は働かないと餓死するだけですよ」だそーで。
老人になって、この境地の事が言えるってすごいわ。若いときの金のない苦労は
漫画を読めばよくわかるが、その段階からこの段階への移行というのが、どんな
しくみでそうなれたのか。
その一端も少し明かされてて、水木式漫画作成システムがすごい。ラジカルな
割り切り。確かに最終形は印刷物なんだけど、根性でカリカリ描くことが美徳
みたいなモラルがあっただろーに。コラージュと割り切るところがすごいわ。
もしデジタルが当時発達してれば、迷わず導入されてるのか、またはすでに
導入・・・されてるんだろーなあ。お金もあって頭も良くて超合理的なんだから。
漫画だってね、読む側からすれば何を求めるのか、っていうと極端な話、同じ
背景が使い回されていよーが、その背景を誰が描いていよーが、そんな事は
知ったこっちゃねー。面白ければ良いし。浅野いにおが背景に写真を多用する事
について、違和感みたいな(人物に対してパースが合ってないとか)意見を
どっかで読んだが、ずっと前から水木作品は違和感なくこなしてた訳であるなあ。


今朝のニュースで韓国大統領選にからんで格差社会の事をやってたが、学歴が
人生の保証を生むとは限らない訳で。まじめにコツコツは搾取されるだけなのか。
乱射事件の人が資格とりまくってたが、結局資格は活かさなければ幻想だし。
うーん、幸せな生活ってなに?ポン酢醤油のあるうちさ?