瀬戸田の耕三寺に行った。

いつも帰省中は実家にゴロゴロしているだけなので、今回は瀬戸内海の
島を見に行こうということになり、しまなみ海道を通り、尾道から生口島
伯方島まで行ってきた。
で、この生口島の耕三寺。20年前にも行ったのだが、その時も怪しかったが
「未来心の丘」というのができていて、更に怪しさ爆発。
http://www.kousanji.or.jp/
まー、入館料(一般1200円・Web割引券アリ)からいっても寺というより
テーマパーク、由来からいっても、鉄鋼成金の人が母のために建てた、という
感じで、まさに仏教系テーマパーク。という目で見るとなかなかに面白い所。
表玄関の日光東照宮もどきを抜けて平等院鳳凰堂もどきや新薬師寺鐘楼もどき
など盛りだくさん。で、地下道に地獄絵が並べてある千仏洞地獄峡を抜けると
巨大救世観音像。で、ふと横をみると怪しいエスカレーターがあって、その上
が「未来心の丘」。

一面の大理石で、お金かかったんだろーなー、という印象しか残らないすごさ。
そしてなぜかイタリアンカフェがある。なぞだ。ちなみに中央奥の扉はトイレ。
その後の順路で下って、母のための邸宅「潮聲閣」は、これが最初に作られた
らしいが、昭和初期の成金さんが贅を尽くして建てただけあって、見応え十分。
昭和初期の贅沢な様式(床が楠の一枚板とか、柱が紫檀とか、欄間の一枚彫りや
応接間の調度が清朝から取り寄せた家具だとか)がよくわかり、窓ガラスも昔の
量産型でない、波打ったヤツや細工したヤツで趣があった。あの頃のガラスは
いいなあ。
しかし各部屋に説明員のおばちゃんが待機していて、移動するたびに立石に水と
説明しまくるのにはちょっと辟易したが、これも趣といえば趣で。
そしてナンジャタウンにも出品してたジェラート屋でおやつを食べて帰りました
とさ。夏なら海水浴とかできて良かったんだが、冬も景色がめちゃ綺麗だったんで
良しとするか。