Tシャツ修行継続中。

刷りは、結構奥が深いわい。
結局テストで10枚刷った後に注文受けた残り30枚くらいを一気に刷った。
20枚くらいで版がダメになるかも?と覚悟してたけど、なんのなんの。
余裕で100枚くらいいけるんぢゃない?ちなみに基本の水性インクを使用。
油性インクも考えたけど、マジの商売ではないので溶剤揃えたりすんのも
大変だしな。水性がやっぱ汚れも取りやすいし、扱いが楽だし。
Tシャツ板を6枚用意して、着せたのを一気に刷り、いったん版をキレイに
拭いて、また6枚一気に刷って・・・というペースで、目詰まりなく行けた。
最初はかすれたりしたんで、ぐいぐいスキージを押しつけたり、2回刷ったり
インクの盛りを多めにしたり、色々やってみたが、最終的にはほどほどの力
で2回刷る(1方向に刷って、反対方向からもう1回)のがベストだった。
ほどほどの力っつーのも難しいのだが、ぎゅーとスクリーンに押しつけて
刷ると、微妙にずれるのと、インクの乗り方が薄くなってかすれる感じ。
(逆にかすれた感じを出したい場合は、ぎゅーと押しつけると良いかも。)
あまりに力を入れずに刷ると、余分なインクが版の上にたまるので、早めに
目詰まりを起こしてしまったり、汚れやすくなったりする。
それから、取説にはなぜか、拭き取り作業にティッシュを使えと書いてある。
ので、最初は素直に製版の抜きの時にティッシュを使ったが、ダメぢゃん!
ぼろぼろ繊維が残るし。あと、印刷時の目詰まり防止に、何回か刷ってから
版をキレイに拭くのもティッシュぢゃダメダメ。
結局、古い綿Tシャツを適当な大きさに切って使うのが一番よろし。毛足の
出ない古タオルとかも良し。製版の抜きと、印刷前にはボロTシャツを手頃な
大きさに切って用意しておくと吉。汚れても洗って使える。
刷りの途中で、版をキレイにする手順は、まず新聞紙を引いて、版の裏面を
古Tシャツを濡らして絞ったものでくりくり拭く。で、新聞紙の上に、別の
濡らしてないTシャツを版の抜けた部分より大きい範囲で敷いて、版をのせ
今度は上から古Tシャツを濡らして絞ったもので拭く。うまく版ができてたら
ごしごしこすっても結構平気なのだが、境目は壊さないように慎重に。
で、もしピンホールができたら修復液をちょびっとつけて、これはティッシュ
でよいので平らに均して、完璧に乾かす。ピンホールがなければ、下に敷いた
新聞紙の上の古Tシャツを更に乾いたものに取り替えて、(こうしないと次の
印刷で、周りに汚れが付いてしまうのだ。)上から濡らして絞った古Tシャツ
を乗せて、版の処理は完了。そんで、次の印刷のTシャツを用意したりする。
あと、この作業がさくっと終われば、スキージはそのままでもよいが、慎重に
いくのなら、まずスキージに付いた残りのインクを戻して、きっちりきれいに
拭き取ってから次の作業に行くと安心なり。固まったインクが印刷途中で擦れ、
ダマになると最悪だぜ。


・・・わかりにくいなー。
まあ、自分用のメモだしな。ははは。
んじゃ、残り1版を引き続き。