事故米・・・。

ほんとに、この国は「お米の国の人だもの」では、もはやないな。
とかいって、スーパーとかで袋菓子も買わないし、焼酎も飲まないし
ヒトゴトな感覚の自分がちょっとマズイのだが、これが施設に入ってて
出されたものを食べるって事になったら防ぐ手段が無いわけで。


流通経路の複雑さっていうのは、食品は怖い。ってか、そういう心配を
しながら生きていかなきゃならんって、いつからこんな事になったのか。
米の質とか、通常米です、と言われて仕入れたら、調理しても分からない
もんなのかなあ。味見してマズい、とかいう感覚とか、出されてマズい、
とか、誰も気づかないものなのか。とすると、気づかずに済まされてる事
も、もっとあるのか。
次元の違う話かもだが、賞味期限とか表示に頼ってると、これを喰って可
か、どうかの野生のカンが鈍る。実は現在って、かなりサバイバルな状態
なのかも。魔法の粉で何でも美味しくなっちゃってると特に。


9/10のきっこさんで、興味深い指摘があった。肝臓ガンの死亡率が西日本
に集中してるって。この時点で事故米とガン死亡率をつないで調べるって
流石だなあ。農水省って、事実関係を把握しても、あえてそういう繋げ方
はしないんだろうな。そういう政府の国に住んでる訳さ。はあー。


んで、「生活と自治」9月号に、自給率を上げるためには買い支えが必要
ってあって、高くても、値上げしても、良心的な生産者が生産する、良い
商品は意識的に買っていかないと、「農業も地域産業も疲弊して国土には
ペンペン草しか生えないような状況」になってしまう、と東大大学院教授
鈴木亘弘氏の記事があった。
ほんとにそうなんだけど、それを見分ける手段が、生活クラブの自主監査
しかないんだもんな。身の回りには。
将来、普通にお店で安心して買い物ができる日はやって来るのか??


結局国民の権利である選挙権でどーにかするしかない訳だ。もっと直接的に
やんないと変わんないのかな。うー。