やっぱデッサンは大事っすよ。

つーワケで、明日は校正チェック。無事に済んだらデータ整理して納品して
お役御免なんだけどな。


今回とかも、チェックバックで「ここを強調して」とか「目立つように」の
指示が来て、限られた時間で速攻対応するときに、やっぱデッサンやってて
良かったよ、としみじみと思うのである。
デザイナー志望の人でデッサンなんて絵かきしか関係ねーよ、なんて思って
る人がもしいたら、それは違うと思うなあ。
デッサンて、写真のように描ければ良いってもんぢゃねーのよ。
空間を平面に写し取るときに、位置関係・質感・量感・光の加減を、黒1色
(鉛筆とか木炭とか)で表現するワケだが。
白から黒の階調の中ですべてを表現するために、どーすれば良いかの練習な
のだ。遠いものと近くのもの、固いものと柔らかいもの、黒い物と白い物、
その中間をどう描き分けるか。受験デッサンだと特に時間制限があるしね。
デッサン自体は、受験を決めた高2から高3までしかやってないし、大学の
授業では確かにデッサンはあったけど、すでにデザイン科でそこまで入れ
込んでデッサンする授業とかなかったから、本気でやったのは高3の1年間
くらいか、でも未だに、めっちゃその経験が生きてるなあ。


強調つったって、やもくもに濃い色や線を太くすりゃいいってワケでなく、
その周辺との関係なので、尊敬語的な装飾より、逆にまわりを謙譲語的に
抑えてやるってゆーのもありなのだ。クライアントがそこまで指示する事は、
よっぽど分かった人でないかぎりないんで、その辺は判断だよな。
咄嗟のときにその部分を強調してやるアイデアがどんだけ出るか、その中で
ベストな方法は何か、で、提出時間は迫る、てな時に、そこまでパニックに
ならずに進められるのも、ある程度デッサンやったおかげかな、と思うのだ。


とかいーつつ、今、実際に描けって言われても描けなかったりして。
たまには練習した方がいーかもだが、理屈が分かってりゃいいんだよう?
つか、これが終わったら忘れないうちにCSS勉強せねばなー。